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XBTK (航空機)
XBTK は、第二次世界大戦中に社で開発された、アメリカ海軍向けの爆撃・雷撃兼用艦載攻撃機である。BT2Dと同じ構想で開発された機体だったが、競作に敗れ不採用となった。 == 概要 == 1943年、アメリカ海軍は従来別々の機体を使用しまた複座であった艦上爆撃機と艦上雷撃機を、単座の艦上攻撃機に一本化する方針に基づいて新型機の開発を軍用機メーカーに打診した。この仕様に沿って、カイザー・フリートウィングス社に対して、XBTK-1 5機の試作発注が行われた。試作第1号機は、1945年4月に初飛行した。 XBTK-1は、競作となったXBT2DやXBTM同様全金属製の単座攻撃機だったが、他社の機体が2500hp超の強力なエンジンを搭載していたのに比べて、2000hp級のエンジンを搭載し競争相手と比べて軽量小型にまとめられていた。胴体に爆弾倉を設けず、兵装はすべて主翼と胴体に設けられたパイロンに懸架するのはXBT2D等と同じである。この他、本機の特徴として、排気管をエンジンカウリングのすぐ後ろではなく、胴体側面のダクトを通じてコクピットのすぐ後ろから排気する形式(オーグメント・チューブ方式)を採用していたことがあげられる。 試作機は最高速度600km/hを記録し、小型軽量の機体だったため運動性能もまずまずだったが、機体のサイズとエンジンの馬力の関係でライバル機よりも兵装搭載量が少なくなってしまったことが海軍から嫌われ、また太平洋戦争の終結により新型機の需要も薄れたため、XBT2DとXBTMが採用となり本機は5機の試作機を製作しただけで不採用となった。一応、生産型BTK-1も17機発注されていたが、同時にキャンセルとなった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「XBTK (航空機)」の詳細全文を読む
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